はじめに
当ブログは、アメブロ『脱スピリチュアル・脱自己啓発』(2019年4月末日更新終了)の記事を読みやすく、分かりやすく、伝わりやすくするために改訂したものです。書き散らかしたアメブロの記事を加筆修正しながら整理して更新していきます。
以下のもくじから順を追ってお読みください。
※こちらのブログも更新はしていなかったのですが、読者登録をしてくださる人が時々あるので更新再開しようと思います(応援よろしく!!です)2024年8月記
もくじ
第1章 日本人の心を支える世界
6:スピリチュアルブームの問題はスピリチュアル依存を増やしたこと
7:スピリチュアルに心奪わるとアイデンティティーが捨て置かれる
第2章 事例で「スピリチュアルにハマる」を考える
コラム1:スピリチュアルは商売になるのか?
5:事例5 自分の責任を放棄しスピリチュアルで生きていくことを決めたE子さん
コラム2:オカルトを信じる理由
第3章 スピリチュアルで得るもの・失うもの
1:鴨太郎と魔法の杖
コラム3:朝ドラ『なつぞら』の登場人物から解る!スピ商売のカモになる人・ならない人
11:感覚過敏(HSP)という体質・気質にとって見逃せない話
第4章 斬り込み隊長への質問コーナー
コラム4:自己肯定感は人生を決めてしまう
第5章 脱スピリチュアルからはじまる自分を取り戻す方法
5:なぜ自己啓発やスピリチュアルは望むものが手に入らないのか?
コラム5:そろそろ「まとめ」に入ろうと思います
第6章 まとめ
コラム6:新型コロナウイルスより怖いもの
3:おわりに
第7章 余談のコーナー
4:久しぶりの投稿 あれからの物語 ◀最新記事
7-4 久しぶりの投稿_あれからの物語
お久しぶりです!斬り込み隊長でございます。
前回の更新がコロナ禍の真っ最中でした。あれからまたまた世の中は変わりましたねぇ…。みなさまお元気でしたか?楽しいスピライフを送っていますか?(笑)
久しぶりに振り返ってみると、以前の記事では未来予測的なことも書いていましたね。当たっているかどうか見直して検証してみたいと思います。
さてさて、先日、宮崎県日向灘沖で比較的大きな地震が発生して、南海トラフ地震アラートのような状況になり、多くの人が不安な日々を送ったのではないかと思います。
また、大きな台風がたびたび日本列島を襲い、急な雷雨や線状降水帯の発生などで公共交通が止まったりして我々の日常生活に直接関わるような被害が出ています。
さあ、こういう時はスピリチュアル商人たちの稼ぎ時です。
「世の中がシフトの最中」→ 常に変化していますよ(笑)
「次元が変わる」→ もともと一人ひとりの思考の次元は違うし変化してまっせ(笑)
「ここで幸運の波に乗る」→ 乗りたいならスピビジネスで浪費しないように(笑)
「新しい世界に行く!」→ 常に「新しい」は更新されてますよ(笑)
ざっと挙げてみても不安を抱いた人たちがパクッと喰いつきそうな餌を撒いています。
ま、それらを信じてちょっとお金がかる遊びとして楽しんでいることを自覚している人ならいいのです。残念なのは、本気で「幸せに」なろうとして、本気で「金持ち」になろうとして、このようなスピリチュアルビジネスに大金を使って結局、お金に困ったり、健康を害したりしている人たちが実際にいる、という残念な部分です。
コロナ禍の最中に、この記事で紹介しているAさん
スピリチュアルセミナーで知り合った人経由で海外の怪しい投資ビジネスにひっかかって大金を失いました。
紹介タイトルどおり相変わらず「苦労を引き寄せ」ています。
今回の痛手を機に、少しはこれまでの自分を見直すかな?と思いながら静観していますが、どうやらなかなか本質的な部分までは目を向けることが出来ずに迷っている様子です。
結局、知り合いからの信用を失い、大金も失い、仕事もあまりうまくいっていなくて、スピリチュアル系セミナーにあれこれ行ったのに効果があるどころか逆をまっしぐらです。
A子さんの場合、どこに問題があるのかというと
A子さんの中に見捨てられ不安と肥大化した承認欲求があることが私からはまる見えです。ところが、本人はそんなものを持っているとは微塵も思っていません(頭では)。この乖離が広がれば広がるほど、残念な境遇がどんどん提供されているように見えます。
A子さんは思考優位型(頭の中がぐるぐると思考をめぐらせるタイプ)なので、何気ない物事に対しても自分で何らかの言い訳(納得材料)を思考する癖があります。事実はどうでもよいのです。
結局、自分で組み立てる(妄想する)言い訳が、見捨てられ不安と承認欲求からくるものばかりなので、A子さんの前にひろがる世界は、見捨てられて、承認が得られない 状態を招いてしまうわけです。
本当は、ここで一発ガツン!と大金を手に入れて、周りの人に「スゴイ!」と言われたい。セレブな暮らしを披露してSNSで自慢したいのです。「ほら、私ってすごいでしょ?」と言いたいのです。
うまくいかないと、これを挽回しようとさらに「今度こそは」のスピリチュアルビジネスを探し回ります。
最近では、●●い●●●● や、さ●●●●●● を信奉しているようです。
自分の不遇の解決をスピリチュアルに求めようとするとこうなってしまうのです。
自分自身に目を向け、自分のルーツに目を向けない限り、ずーっとスピリチュアルのような外からのメソッドを信じようとするしかないのです。
つまりこれは、新興宗教と同じです。
スピリチュアルを語る教祖的な人は、とんでも話を堂々とします。
「そんなことあるかいな」「ありえない」「信じられない」という内容こそ、堂々とすればするほど信用されるのです。
よくスピリチュアル商人がセミナー勧誘の時に使う
「目覚めた人」とは、スピリチュアルに目覚めるのではなくて
隊長的に言わせてもらえば、
自分の人生そのものに目覚めた人 こそ道は開けると思いますよ。
スピリチュアル商人がセミナーで発している言葉は、ただ寝る目的の男から発せられるピロートークと一緒です。
一瞬、心地よくて嬉しくてたまらないけれど、「はい、さよなら~」となったあとは、「え?それ、オレのせい?全然関係ないんだけど」です。
本当に、その力があるなら、信者は増えません。みんなさっさと幸せになりそれぞれの世界に羽ばたくんですから。
何度も何度も通って、お金を払って、気持ち良ーくさせてもらいたい。
同じような人が周りにいて「わたしだけじゃないんだ」と安心したい。
それだけなんです。
これが趣味ならお続けください。
プロセス(過程)で喜びや安心を感じるからとやめられないのならお続けください。
でも、そのようなスピリチュアル商人からきっぱり足を洗おうとするとき、大きな不安を感じるのなら、
それは「洗脳」と言います。
自分の人生を生きましょう!
記事を読んで面白かったら、ぜひ応援してくださいm(__)m