脱スピリチュアル・脱自己啓発

アメブロ『脱スピリチュアル・脱自己啓発』の改訂版。スピリチュアルにハマる…自己啓発セミナーに通い続ける…で、幸せは手に入るのか?

5-7 脱スピリチュアルのための5つのポイント

だいぶ私の言いたいことは書いたつもりです。

私の知っている事例(発言の根拠となるもの)をもっと出したほうが説得力があるのですが、個人情報もありますので、私の考察を中心に書かせていただきました。

 

当ブログを読まれた方は、大なり小なり、スピリチュアルに関心を持ったことのある方が多いのかもしれません。そして、一時期ハマった方、または身近にハマっている人がいる方など、、、いろいろでしょう。

 

第6章はコラム5の記事でいただいたコメントにお返事する内容を書いていくとして、ここで、第5章のまとめを書きたいと思います。

お伝えしやすく箇条書きにします。

 

(1)スピリチュアルの論理そのものは誤りでも悪でもありません。むしろ、人間の精神世界の広さの証であり、心豊かに生きるヒントが満載です。そこに救いを求めたいという気持ちがあってもそれは悪くない。ただし、誰か(何か)にすがって(依存して)しまうことに問題があります。すがること(依存すること)は、自分の意思(感情)をおざなりにして、自分を二の次にして、対象の存在がなければ生きられなくなります。スピリチュアルにハマった人は新興宗教団体の信者さんたちの目、、、と同じ目をしています。

 

(2)人生は一人ひとり違います。授けてもらった命を真摯に全うする過程の中に、自分の命(エネルギー)を成長させる学びや気づきがたくさんあります。その過程に悩みや苦しみ、困難があるとしても、その時が自分を成長させるチャンスだと受け取るか、受け取らないか…それはあなた次第です。

【苦しい時こそ成長のチャンス】であることを忘れないこと。自分の成長を感じた時、何が自分を成長させてくれたのか?を振り返ってみるといいでしょう。けっして思い通りの、不満のない、幸せだけの出来事ではなかったはずです。

 

(3)人の力が及ばない(ほど偉大な)ものは何だと思いますか?私は『自然』だと思います。つまり、心身ともに弱った時、自然の中に身を置き、風や匂いを感じ、今、この世に生きていることを実感することが、どんなスピリチュアルの施術よりも効果的です。私たちは、この自然の中でしか生きられないのです。だからこそ、自然の恵みを心と身体で感じる機会を作りましょう。心地良く気持ちの良いお気に入りの場所を見つけられるとなお良いと思います。

 

(4)心の動きに注力しましょう。モヤモヤっとすること、イライラっとすることの中に、自分の弱点が在ります。それが嫉妬なのか、不安なのか、怒りなのか、悲しみなのか…。その感情は「今」感じているものですが、必ず、原点(過去に遡ります)があります。そこを見ていくことで、貴方の中にある思いもよらない思い込みや価値観に気付くことがあります。そして、それは親子関係に起因していることが多いです。

 また、自分の身体についてもうすこし自分で意識できるとよいでしょう。感覚の過敏さや自律神経のバランスは、スピリチュアルにハマりやすい人に多い(体質)です。

 

(5)第二次世界大戦敗戦国の日本人にとって、自己肯定感の欠如は大きな課題です。戦争のない平和な時代になったにもかかわらず、心から「平和」を感じづらい世の中です。周囲のせい、社会のせい、環境のせい、、、にせず、自分はこれでいいんだという承認を手に入れるには、欠けた自己肯定感を取り戻す(または、育てなおす)必要があります。アイデンティティーの確立…そのために自己肯定感を育むことが最も大切なプロセスになります。

自信に満ちていると思っている(見える)人こそ自己肯定感が足りないということが、この問題を厄介にしています。

 

 

以上です。

スピリチュアルはユートピアではありません。

苦しみの中に在る人の一時的避難所、にするには適しているかもしれませんが、一時的避難所ではおさまらずどんどん依存へとむかわせる商売ばかりが多いところに問題があります。

 

「ストレスが無くなる」と思わなければいいのです、「ストレスは自分を成長させるチャンス」だと思えば、実は豊かな人生を送っていると思いませんか?

それでも、余計なストレスは招く必要はありません。そこを取捨選択することができたらいいのです。そのためにアイデンティティーの確立が大事なのです。

 

何か(誰か)に頼らず、すがらず、自分で自分の人生の舵を切ることができることの喜びを、ぜひ多くの人に知っていただきたいと思い、このブログを書いた次第です。

 

適切なカウンセリング等を行っている場は必ずあります。ご自身の力(アイデンティティー)で見つけてください。

 

ありがとうございます。