脱スピリチュアル・脱自己啓発

アメブロ『脱スピリチュアル・脱自己啓発』の改訂版。スピリチュアルにハマる…自己啓発セミナーに通い続ける…で、幸せは手に入るのか?

1-8 スピリチュアルにハマると

スピリチュアルにハマるということはどのようなことなのかは第2章に詳しく書いていきますが、スピリチュアルにハマるということには一定の法則のようなものがあります。ハマりやすい人には傾向があるのです。

おおよそ次に挙げるような人が、スピリチュアルに飛びつきます。
・子どもの頃に大きな傷つきを受けたことがある人(記憶にない人も多い)
・過保護/過干渉で育てられ、アイデンティティー・自我がしっかり確立できなかった人
・アダルトチャイルド(AC)
・もともと感性(感覚)が鋭く、おおよその人には気づかないような刺激に対して敏感に反応してしまう感覚や神経(身体の性質・体質)をもった人(HSPと言われています)
・ある対象(社会など)に対して強い不安や不満がある人
・働かずにも食べていける環境にある人
・思いがけない不幸にあった人/快癒が難しい病気に罹っている人
などです。
スピリチュアルは独特な考え方があるので、惹きつけられる人には共通点があります。
そのおおもとが「自己肯定感」の欠如なのです。そして、この記事でも書いた通り、日本人には自己肯定感が育まれにくい土壌と社会背景がありました。つまり、誰も責められない。これは、ある意味、日本人の国民性であると言えます。だからこそ気づかれにくい。だからこそ自覚しにくいのです。みな似た部分を多く持っていると「異」なるもの「おかしな」部分を見い出すことは困難です。ここをしっかり考えていきながら、自己肯定感について深く考かねばなりません。


自己肯定感が低いと自分の意思・決断・生き方に自信と責任が持てません。ですから、誰かにすがってしまうのです。そして意外にも、自己肯定感の欠如が我欲や自己愛を膨らませてしまうのです。その理由も第2章に書きたいと思います。